Sansanは7月12日、「Sansan Labs」に「GPT」を活用した新機能「AI人物プロフィール」を実装した。
Sansan Labsは、同社営業DXサービス「Sansan」内にあり、未来の働き方を体験できる実験的な機能を提供するサービス。自社で蓄積した名刺データをはじめとする接点情報や企業情報を活用し、営業活動の効率化や社内コラボレーションの活性化、顧客接点の分析などに役立つ機能をユーザーに無料で公開している。
営業活動においては、商談前に相手の経歴や仕事内容を調べることが一般的とSansanは述べる。特に、役職者などはウェブ上に多くの公開情報が存在するため、事前に所属企業や氏名を検索して、情報を収集しているという。しかし、大量の情報の中から最新かつ必要な情報を探し出すことは、多くの顧客を抱える担当者にとって負担となっていたと同社は語る。そこで今回、GPTを活用した新機能「AI人物プロフィール」を実装したとする。
AI人物プロフィールは、商談相手の企業名と氏名を入力するだけで、AIがウェブ上の情報を収集し、商談相手の経歴や仕事内容を要約する。経歴や仕事内容、登壇実績などが要約されるため、商談相手の情報を網羅的に把握することができる。
Sansanの研究開発部では、生成AI領域の機能開発を積極的に推進しており、Sansan LabsではGPTを活用した機能として、「セミナー集客メールメーカー」「5分で読める有価証券報告書」「5分で読める業界動向」「AI企業検索 -経営方針・経営課題-」「AI企業検索 -BtoB商材-」「議事録メーカー」「5分で読める決算説明」をリリースしている。