GMOメディアとpaizaは、高校生のプログラミング教育と教員の教務DX支援を強化するため、連携を開始したと発表した。
プログラミング教育は、2020年度から小学校、2021年度からは中学校で必修化され、2022年度からは高校でも「情報I」が必修科目となった。2025年度には大学入学共通テストにも追加される予定だ。しかし、高校現場では専門知識を持つ教員の不足や教材準備など、多くの課題が存在するという。
GMOメディアとpaizaは、これらの課題解決に向けて、それぞれプログラミング教育支援サービスを無償提供してきた。GMOメディアは高校の学校DX支援を目的とした小テスト作成ツール「コエテコStudy byGMO」を提供しており、paizaは動画と問題で学べるオンラインプログラミング学習サービス「paizaラーニング 学校フリーパス」を提供している。
今回の連携では、両社のサービス利用者に向けて、プログラミング教育に関する最新情報をメールマガジンやサービスサイトなどで提供する。また、キャンペーンやイベントの実施、新たなコンテンツの制作なども検討し、両社の強みを生かした高校生へのプログラミング教育支援と教員の教務DX強化を図るという。
今後両社は、協力体制を強化し、より多くの高校生がプログラミング教育の楽しさを実感できるサービス開発を進める。これにより、教務DXの促進やプログラミング教育に関する情報提供による支援強化を目指すとしている。さらに、大学入学共通テストへの「情報I」追加を見据え、受験対策としても活用できるサービスの提供も視野に入れているという。