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ITを物理的制約から解放、ビジネススタイルに好循環を--シトリックス大古氏 - (page 2)

インタビュー:西田隆一(編集部)
文:岩崎史絵、写真:津島隆雄

2005-04-14 10:00

--その際にもたらされるメリットの1つに、セキュリティがあるということですか。

 そうです。在宅勤務などの遠隔クライアントからサーバにアクセスする安全な手段を提供することで、情報セキュリティのメリットも提供できます。

 MetaFrameでは、会社ごとのセキュリティポリシーに従って、だれがどんな情報を、どこからどのように扱っていいのかを設定できます。例えば取引先など社外の環境から社内の情報にアクセスしたいというニーズがあると、こうしたニーズには自由と責任のバランスのなかで対応することになります。

 専用線経由でのみアクセス可能と決めて情報をロックするという情報防護策も存在しますが、タイムリーに情報にアクセスできることのメリットは大きいでしょう。これに応えることには一定のリスクがありますが、リスクを最小化するためにITにできることは何かを考えたときに、アクセスインフラストラクチャが解になると考えています。アクセスとリスク管理の最適解はこれらの中間のどこかに存在するわけで、この2つの要素をポリシーベースでコントロールのがアクセスインフラストラクチャの基本的な考え方です。

--セキュリティ以外の面で企業のITシステムが変わる部分としてはどのようなものがありますか。

 IT部門から見ると、まずシステム管理の方法が変わります。サーバにアプリケーションもデータも集約できるのですから、管理負荷が大幅に削減できます。また、支社のクライアントPCをセンターから管理する場合を考えてみると、複数のユーザーでマウスやキーボードなどの操作を共有できるシャドウイング機能を使えば、ユーザーサポート業務の負担も低減できます。

 また、MetaFrameの最大の特徴は、MS-DOSやWindows3.1、Windows95などもサポートしていることです。特に大規模企業になると、こうした古いマシンを使っているところも少なくありません。ただ、古いマシンでは最近のアプリケーションが動かせない。こうしたとき、MetaFrameならマシンを廃棄せずにそのまま利用できます。これにより、リプレースコストをより効率的に活用できるようになります。

 さらに、ファイルのインテグリティ(インテグリティ:ここでは、データが意図しない変更や破壊、消去を受けていない状態で存在すること)の確立にもMetaFrameは非常に役立ちます。複数の人間がファイルを書き換えて保存していくと、コピーが複数作成され、データに矛盾が生じます。それらのファイルが更新の内容にかかわらずタイムスタンプで比較され、本当に最新の情報が入っているファイルが旧バージョンと判断されることも起こりうるわけです。MetaFrameを使えば完全にサーバで集中管理できるため、データのインテグリティも実現できます。

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