米Novellは8月3日、J2EEアプリケーション・サーバ「JBoss Application Server」を含むミドルウェア製品群「JBoss Enterprise Middleware System(JEMS)」について、包括的な技術サポートを提供すると発表した。
Novellはすでに、JBoss Application Serverを提供する米JBossから「JBoss Authorized Service Partner」として認定されている。またNovellは自社の「Novell SUSE LINUX Enterprise Server 9」の初期設定のアプリケーション・サーバとしてJBoss Application Serverを搭載している。さらにNovellは、JEMSに含まれるポータルサイト構築ソフト「JBoss Portal」の開発における技術貢献を行っている。
今回の発表はこれらの提携関係を発展させたもので、NovellはLinuxを基盤にしたベンダーとして初めて、JEMSを企業向けにサポートする。
これによりNovellは、JEMSの稼働するあらゆるプラットフォームのサポートを24時間年中無休で提供する。サポートの対象にはJBoss Application ServerやJBoss Portal、O/Rマッピング・フレームワークである「Hibernate」、アプリケーション・サーバである「Apache Tomcat」などが含まれている。
O/Rマッピング・フレームワークとは、Javaなどのオブジェクト指向開発言語とリレーショナル・データベースを用いてシステム構築をする時に発生する不具合を解消するためのもの。