日立システムアンドサービスは8月25日、エンタープライズ・サービス・バス(ESB)に対応したアプリケーション統合プラットフォーム製品「PolarLake」シリーズの日本国内での販売パートナーシップ契約をシステム開発のカサレアルと締結したことを発表した。
日立システムは2002年に開発元のPolarLake社(アイルランド)と共同マーケティング契約を締結し、2004年4月には専門組織「PolarLakeソリューション推進センタ」を立ち上げている。カサレアルも2002年にPolarLake社に日本での戦略的パートナーシップ契約を締結して、日本語化などのローカライズを支援している。今回のパートナーシップ契約で、両社は共同で、PolarLakeの普及促進、システム統合を提供していく。
PolarLakeシリーズは、データベースや統合基幹業務(ERP)パッケージ、メインフレームなどレガシーシステムを活かしつつ、必要なシステムから段階的に統合できる、ESB対応統合プラットフォーム。GUIツールでコーディングせずに開発し、短期間・低コストでのシステム統合が可能になる。
ESBは、JavaやWebサービスなどの標準技術を使って、各種システムを連携・統合させる技術である。情報システムの機能をサービス単位に部品化して開発するサービス指向アーキテクチャ(SOA)の基盤技術となる。