ソフトウェア開発のAOSテクノロジーズは9月9日、ソフトの期間貸し(ASP)形式でコールセンターシステム「BBhelp」(BBヘルプ)の販売を開始した。
BBヘルプは、電子商取引などのウェブサイトを訪れたユーザーがサイトから直接コールセンターに接続して問い合わせするシステムだ。電子商取引サイトを運営する企業は、サイト上にBBヘルプのボタンを設置。ユーザーがボタンを押すとコールセンターにつながり、ユーザーはコールセンターのオペレータとチャットやIP電話で問い合わせることができる。
対象とする企業は、電子モールの運営事業者、企業のコールセンター業務を受託する専門業者などを想定している。BBヘルプはASP形式であるために、利用したい企業はシステムを構築する必要がない。BBヘルプの月額利用料はオペレータ1人当たり2万9000円。導入時にはセットアップ費用5万円がかかる。
BBヘルプを利用する企業は、オペレータのPCに専用ソフトを導入する必要があるが、ブロードバンドで接続できる環境であれば、オペレータを特定の場所に配置する必要がなく、在宅でもコールセンター業務ができる。オペレータの稼働状況は、企業が遠隔地から管理でき、チャットの履歴なども取得できる。
またBBヘルプには、ユーザーが閲覧しているページをオペレータが参照できる機能もある。加えて、ユーザーのサイト訪問時間、訪問ページ数などの統計情報を管理者が取得することもできる。
BBヘルプの営業についてAOSテクノロジーズは、直接販売と間接販売で展開するとしている。同社は今後3年間で売上高10億円、オペレータ数3600を目指す。