NECエンジニアリングは11月15日、「ZigBee温湿度センサーモジュール」およびZigBeeのリレー通信機能/アドホック機能を使用して、メッシュ型ネットワークの構築を可能としたセンサーネットワークシステムを開発したと発表した。
このシステムでは「ZigBee対応温湿度センサーモジュール」を測定エリアに複数配置し、収集した情報をメッシュ型ネットワークを利用して伝送することができる。通信ルート途中の端末が機能しない場合でも、別ルートを迂回して通信が続けられるメッシュ型ネットワークを利用可能になっているため、信頼性の高い情報収集が行える。また、特別なインフラを必要とせず、安価かつ容易にネットワークが構築できるため、用途に合わせてセンサーを組み替えることで幅広い分野への応用が可能だとしている。
同社は今後もZigBeeアライアンスの動向と同期して、ZigBeeを利用したセンサーネットワークシステムの実用化に向けて取り組むという。