日本HP、シングルサインオン製品「HP IceWall SSO 8.0」を受注開始

エースラッシュ、田中好伸(編集部)

2005-12-13 23:37

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12月13日、ウェブ対応のシングルサインオン(SSO)ソフトウェア製品の新版「HP IceWall SSO 8.0」(IceWall SSO 8.0)の受注を開始した。

 新版ではItaniumに対応し、同社の基本ソフト(OS)HP-UX11i v2での64ビット化に対応する。同社は「100万人以上の同時ログインでも性能が劣化しない」としている。

 また新版では、同社が販売する企業間認証連携ソフト「HP Openview Select Federation」と連携することで、異なる企業間やサイト間をまたいだグローバル・シングルサインオン(GSSO)が実現できる。対応する認証連携プロトコルは、OASISが定めるSAML 1.1とLiberty Allianceが定めるLiberty 1.2。またSAMLの次世代プロトコル2.0に年内にも対応する予定。

 新版はウェブアプリケーションにサポートを拡大し、フォーム認証や日本語ファイル名のサポート強化、エージェントの増強により複雑な環境に対しても柔軟にウェブ認証導入が可能となった。

 日本HPでは派遣社員の利用やパートナー企業との協業など分業が進むビジネス環境で、便利さと安全性という2つの課題を解決できる製品だとしている。

 IceWall SSO 8.0は企業向け版とスタンダード版が用意されている。企業向けではAPIが同梱され、機能を拡張できるが、スタンダード版ではAPIがない。

 IceWall SSO 8.0企業向け版の価格は100ユーザーライセンスで税込で241万5000円から。2006年2月1日の出荷予定となっている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]