エス・ピー・エス・エス(SPSS)は12月15日、データマイニングツール「Clementine」にテキストマイニング機能を付加する最新版プラグインソフト「Text Mining for Clementine(TMC)2.2J」の販売を開始した。税別価格は900万円(Clementine 9.0を含む)から。
TMCを利用すると、数値データを扱うデータマイニングに加え、多様な形式のファイルに対するテキストマイニングをClementine上で実行できるようになる。SPSSはこの処理を「混合マイニング」と呼び、「テキストデータで得られた知見を属性データで検証する、あるいは、テキストデータと属性データを合わせて予測モデルを構築するといった、さまざまな分析アプローチを可能とする」と述べる。
最新版には、係り受け解析ソフト「南瓜」の最新バージョンを組み込み、精度の高い係り受け解析を高速処理可能とした。また、文境界を推定するソフトを新たに搭載し、各種記号や改行コードなどに影響されることなく文の境界を認識し、係り受け解析の精度向上につなげる。
TMC 2.2Jの対応OSは、Windows XP/NT 4.0(SP6以上)/2000となっている。使用にあたってはClementine 9.0が必要。Clementineの対応OSは、クライアントがWindows XP/2000 Professional、サーバがWindows Server 2003/2000。
SPSSでは、初年度150ユーザーへの販売を見込んでいる。