SAP、CRMソフトのホスティングサービスを発表へ

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com)
翻訳校正:尾本香里、河部恭紀(編集部) 2006年01月31日 11時14分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 業務アプリケーションソフトウェアの大手であるSAPが、米国時間2月2日、顧客関係管理(CRM)ソフトウェアのホスティングサービスを発表する予定だ。同社は、自らのサービスを擁し、すでに激しい競争の繰り広げられる市場に参入する。

 同社の広報担当が認めたところによると、SAPは待望のCRMサービスについて、カリフォルニア州パロアルトおよびニューヨークで開催される記者会見の席上で発表する予定だという。同広報担当は、新サービスの詳細に関するコメントを控えている。

 SAPは以前、自社のCRMサービスは競合企業のサービスとは異なったものになると述べていた。ホスティング市場において後発組となるSAPにとって、他社との差別化は不可欠だ。たとえば、Oracleによる買収が発表されているSiebel SystemsはすでにCRMサービスを展開中であるし、Salesforce.comもCRMシステムのホスティングサービスを何年間も提供してきている。

 SAPの幹部らは過去に、自社のCRMサービスでは、使い勝手のよさだけでなく、現在のライセンス版と同様の機能性も実現させたいと述べている。また、顧客がホスティング版から移行する場合にも、問題なくSAPのCRMアプリケーションを購入、インストール、稼働させられるようにしたいとも発言していた。

 SAPが現状のオンデマンドアプリケーションについて問題視していた事柄の1つは、これらのアプリケーションが、他のシステムと効果的に連携できない点だった。たとえば、同社は、自社のオンデマンドCRMサービスが注文情報を管理する以上の機能を果たすようにすべく、顧客の在庫システムとリアルタイムで連携させたいと述べている。

 ただし、こうした機能が新サービスに搭載されるか否かは、現時点では明らかでない。

 AMR ResearchのRob Boisによると、ホスティング型CRMサービス市場では現在、ベンダー各社が、ウェブサービスとの統合に利用可能なタグ付け機能を提供するなど、カスタマイズ性を重視するようになっているという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したも のです。 海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
ビジネスアプリケーション

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
ハードから読み解くITトレンド放談
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化