ウイングアークテクノロジーズは6月22日、ユーフィットと、内部統制向け業務プロセス文書化コンサルティングサービスおよびツール提供の分野で協業すると発表した。
両社は「内部統制への対応において最も時間と工数がかかると問題視されている文書化について、具体的な解決策を提案する」としている。協業を通じ、ユーフィットがビジネスモデルのモデル化や可視化、監査証跡に関するシステムコンサルティングを担当し、ウイングアークが帳票開発ツール「Super Visual Formade(SVF)」と帳票入力画面作成ルール「StraForm-X」を提供する。
具体的には、日本IBMのBPMツール「WebSphere Business Modeler(WB Modeler)」を使用し、業務プロセスやリスクコントロールマトリックス、業務記述書などを文書化する。そのうえで、WB ModelerからのXMLデータをもとに、SVFで内部統制に必要な文書の作成と管理、メンテナンスを行う。
また、StraForm-Xを利用して文書のデータ化し、入出力データの追跡やビジネスプロセスの処理状況を日本IBMの「WebSphere Enterprise Service Bus(WESB)」「WebSphere Process Server」「WebSphere Business Monitor(WB Monitor)」で管理する。
なお、両社はミドルウェア製品を提供する日本IBMの協力も得て、この協業に関するセミナーを東京、大阪、名古屋で開催する予定だ。