米Barracuda Networksは7月19日、画像を含むスパムメールを止めるための新手法をBarracuda Spam Firewallに導入したことを発表した。
画像スパムの大多数は、画像の中に文字を含んでいることから、新手法では光学式文字認識(OCR)機能を使用して文字を識別、データに変換してスコアベースのスパムフィルタリングで解析する。メールをブロックするかどうかを決定するスコアは、メールヘッダやメール本文などのメール構成要素のスコア情報と組み合わせて総合的に判断されることになる。
また同社は、画像を含むスパムメールから特徴的なフィンガープリントを取得する手法を開発した。これにより、既知のスパムフィンガープリントから新しいスパムメールのメール構成要素を解析し、スパムフィンガープリントに適合したメールを自動的にブロック、隔離、またはタグ付けして送信できるようになる。
OCR解析は、ファームウェアv3.3.03以降を使用しているBarracuda Spam Firewallで使用可能。フィンガープリント解析は、ファームウェアv3.4.04以降のBarracuda Spam Firewallで使用可能だ。同社の「エネルギー充填サービス」により、追加費用なしで利用できる。