NECとNECネッツエスアイ、芝浦工業大学は9月22日、芝浦工大の豊洲新キャンパス内に設けた音声/データ統合IPネットワークについて発表した。同ネットワークには、NECのSIP対応テレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」、IP電話機400台、内外線対応PHS端末200台も導入し、モバイルセントレックスシステムを構築した。
豊洲新キャンパスでは、帯域幅が1Gbpsだったバックボーンネットワークを10Gbpsに強化したうえで、電話、電子メール、音声メール、FAXなどの統合利用が可能なシステムとした。これにより、約200人の教職員は、PHS端末を用い、各人に割り振られた1つの電話番号で内線および外線の両方を利用できるようになった。さらに、外出先から自分あての電話やFAXを電子メールで確認することも可能だ。
芝浦工大は、10月より大宮キャンパスでも同様のネットワークシステムを展開する。さらに、順次ほかのキャンパスへのIP電話システム導入も進める。