日本NCRは10月5日、ハードとソフト、コンサルティングサービスを一括提供するデータウェアハウス(DWH)製品の最新版「Teradata Warehouse(TW)8.2」を発表した。12月中旬に提供を開始する。
TW 8.2は、企業が社内外から得るさまざまなデータをほぼリアルタイムに蓄積/分析し、経営や日常業務の意思決定に活用するアクティブDWHを構築するための製品。日本NCRでは、主に小売業、金融、通信、製造といった業界の大手企業を販売対象としている。
最新版では、データの更新にともなうディスクの入出力回数を大幅に削減するとともに、クエリに対する応答性を改善することで、パフォーマンスを向上させた。セキュリティ機能や外部連携機能の強化により、不正アクセスを防止しながらエンタープライズ環境への統合が容易になったという。また、高速リカバリ機能やログ先行書き込みなどにより、保守性と可用性を高めた。
日本NCRでは、ハード込みで年間売上高60億円を目指す。