日本BEAシステムズは2月22日、アプリケーション、プロセスおよびビジネスユーザーを有機的に連携する統合ソリューション製品の新バージョン「BEA WebLogic Integration 9.2J」の出荷を開始した。
また同時に、既に出荷されているJ2EEアプリケーションサーバ「BEA WebLogic Server 9.2J」および企業ポータル「BEA WebLogic Portal 9.2J」とBEA WebLogic Integration 9.2Jを組み合わせたスィート製品「BEA WebLogic Platform 9.2J」も出荷が開始されている。
BEA WebLogic Integration 9.2Jは、個別最適化されたシステムを連携し、SOAベースのエンタープライズ統合の実現を支援する統合ソリューション製品。企業が変化に迅速に対応できるシステム連携基盤を提供する。
最新バージョンでは、Eclipseベースのビジュアルプロセス設計環境により、統合コンポーネントやアプリケーションロジックの作成、テスト、デプロイを簡略化し、統合プロジェクト完了までの時間を大幅に短縮することが可能。複雑なプロセスシナリオをドラッグ&ドロップで設定することで、プロセスおよびそのプロパティをリアルタイムに構築、表示、変更することもできる。
また、Apache Beehiveプロジェクトに準拠した各種コントロールやJSR-175 Javaアノテーションに基づいた標準ベースのコード生成など、より一層の標準化がなされたほか、統合プロセスを迅速に設計、自動化し、エンドツーエンドで監視できる環境も提供する。
WebLogic Integrationは、単体でアプリケーション統合機能を提供するが、「BEA AquaLogic Data Services Platform」や「BEA AquaLogic Service Bus」と併用することで、SOA環境に対応したエンタープライズ統合ソリューションを実現することも可能だ。
価格は、WebLogic Integration 9.2Jが1CPUあたり1170万円、WebLogic Platform 9.2Jが1CPUあたり1566万円(共に税別)。BEA WebLogic Integration 9.2JおよびBEA WebLogic Platform 9.2Jの無料評価版は、日本BEAのウェブサイトからダウンロードできる。