ISIDがSecond Lifeオフィスを設置--商用利用に向けた技術検証、採用活動等をスタート

柴田克己(編集部)

2007-03-22 11:59

 電通国際情報サービス(ISID)は3月22日、Linden Labが運営するオンライン仮想世界「Second Life」上にオフィスを設置し、同所での研究活動を開始したことを発表した。

 Second Lifeは、世界に450万人を超える登録ユーザーがおり、欧米ではビジネス利用の可能性に注目する大手企業の参入が相次いでいる。また、今春には日本語版の公開が予定されており、日本人ユーザーの増加も見込まれている。

 ISIDでは、アプリケーション間通信における安全性など、Second Lifeのビジネス利用における課題や解決方法の検証を行うほか、Second Lifeオフィスにおける技術検証スペースの設置、新卒者向け会社説明会などを実施することで、自社のSecond Life活用についても検証を進める。

 同社ではこの研究活動の結果に基づき、Second Lifeのビジネス利用を検討する企業に対してシステム面での支援を行っていくとしている。

 ISID Second Lifeオフィスのアドレスは「Shinagawa 129,61,22」。

ISID Second Lifeオフィス Second Life上に設置されたISIDオフィス(Shinagawa 129,61,22)。ビジネス利用に向けた技術的な問題点の検証、解決などの研究施設としての利用に加え、新卒者向け会社説明会などを実施することで自社での活用方法についても検討するという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  3. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  4. セキュリティ

    失敗しない「脱PPAP」とは?主要ソリューション5つを徹底比較してわかった勘所

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]