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業界タイムマシン19XX--Trip3:いにしえの国内標準機、PC-9800シリーズ - 2/6

大河原克行

2007-06-01 08:04

……ようこそ、「業界タイムマシン」のコックピットへ。私は、ナビゲーターの大河原克行です。このコーナーでは毎回、IT業界の歴史を、当時の写真を交えながらご紹介していきます。今回のテーマは「いにしえの国内標準機、PC-9800シリーズ」です。
 1982年10月に登場したPC-9800シリーズは、日本を代表するパーソナルコンピュータであり、当時から「国民機」という呼ばれ方もされていました。パソコンの普及期においては、数々の98包囲網と呼ばれる対抗勢力を退け、市場シェア7割を超える圧倒的な地位を獲得していました。しかし、Windows 95を境にした国際標準への流れのなかで、国内標準だったPC-9800シリーズの「ガリバー神話」は崩れていきます。PC-9800シリーズの歴史のひと幕を、写真とともに振り返ってみます。
 それではこれから、あなたをIT業界の過去へと誘います……。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)
 1982年10月に登場したPC-9800シリーズ初代機となるPC-9801。NECの98時代は、このPCから始まった。CPUにはクロック周波数5MHzのμPD8086を採用。128Kバイトのメモリとともに、N88日本語BASIC(86)を搭載。640×400ドットのディスプレイに対応するため、グラフィックディスプレイ専用LSIを搭載していた。価格は29万8000円。ただし、この価格は、モニタとドライブを含まない本体価格。それでも、当時の8ビットパソコンとして人気を誇っていたPC-8801と比較して、わずか7万円差。破格ともいえる価格設定が話題を呼んだ。発売前から試作機をソフトメーカーに持ち込み、PC-98対応アプリケーションソフトの開発を促したのは当時としては異例の施策。その成果もあり、半年後の1983年3月には200本、1984年3月には600本という圧倒的な数のソフトを取りそろえた。これがPC-98普及の土台を築いたともいえる。PC-9800シリーズは、Windows 95発売前夜ともいえる1995年6月には、累計1000万台の出荷を達成した。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

 1982年10月に登場したPC-9800シリーズ初代機となるPC-9801。NECの98時代は、このPCから始まった。CPUにはクロック周波数5MHzのμPD8086を採用。128Kバイトのメモリとともに、N88日本語BASIC(86)を搭載。640×400ドットのディスプレイに対応するため、グラフィックディスプレイ専用LSIを搭載していた。価格は29万8000円。ただし、この価格は、モニタとドライブを含まない本体価格。それでも、当時の8ビットパソコンとして人気を誇っていたPC-8801と比較して、わずか7万円差。破格ともいえる価格設定が話題を呼んだ。発売前から試作機をソフトメーカーに持ち込み、PC-98対応アプリケーションソフトの開発を促したのは当時としては異例の施策。その成果もあり、半年後の1983年3月には200本、1984年3月には600本という圧倒的な数のソフトを取りそろえた。これがPC-98普及の土台を築いたともいえる。PC-9800シリーズは、Windows 95発売前夜ともいえる1995年6月には、累計1000万台の出荷を達成した。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

写真提供:大河原克行

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