横断的な検索
ここに示したXMLオブジェクトは、次のスキーマでそれぞれ構成されている。ここで注目してほしい点は、どのスキーマにも“issue(課題)”というスキーマが組み込まれていることである。
このように共通スキーマを利用することで、営業報告書、顧客対応状況、品質管理票という3種類のXMLオブジェクトを横断する検索が可能になる。実際の“issue(課題)”は、次のスキーマ構造とビューを採用している。

そして、XMLオブジェクトリポジトリ操作ツールで、テンプレートして“issue.xml”を指定することで、製品名やアプリケーション名を扱う要素“name”に“Word”を含むXMLオブジェクトを次のように抽出できる。ちなみに、xfyでは、分類タグと呼ぶ機能によって、同じ意味を持つ要素をまとめて検索できる。
たとえば、ここでは、営業週間報告書や品質管理表の要素“product_name”での要素“name”と、顧客対応状況の要素“application”での“name”を同じ意味を持つものとして分類タグでまとめ、検索できるようにしている。
そして、検索結果の適当な行をダブルクリックすることで、その内容が次のように表示される。