日本ユニシスは6月25日、顧客企業が社内のサーバやセキュリティ機器、業務システムのログをまとめて管理できるよう支援するサービス「統合ログ管理ソリューション」を開始した。ログ管理の分散状況を可視化するコンサルティングや統合管理に向けた要件定義、それをもとにした統合管理システムの構築、運用支援、保守を一括して請け負う。
日本ユニシスの統合ログ管理ソリューションは、同社が4月に開始した「ログ統合コンサルティングサービス」に、セキュリティアプライアンス製品「Network Intelligence ENGINE Appliance」を使ったログ統合管理システムの構築サービスを組み合わせたものとなる。
コンサルティングサービスでは、米国のセキュリティ技術者認定制度「CISSP」の資格保有者やコンサルタントが、顧客企業のログ管理状況を調査する。調査内容に加え、企業ごとに異なる規定やガイドラインをもとに、妥当性、実現性に重点を置いた提言を行う。
ログ統合管理システムの要件定義では、コンサルティング結果をもとにウェブアクセスログやウィルススキャンログといった具体的な管理対象を選別し、それらを収集、分析、保管、報告する仕組みを取り決める。実際のシステム構築ではNetwork Intelligence ENGINE Applianceを利用した設計、構築、試験運用のほか、顧客企業の管理者向けに教育や引き継ぎ支援も行う。
日本ユニシスでは電子メール(newsrelease-box@unisys.co.jp)で問い合わせを受け付けるほか、6月28日より東京江東区の本社で導入セミナーを実施する。今後3年間で10億円規模の売り上げを見込む。