CA、オラクルなど、内部統制対応の特権ユーザー管理システムを共同提供

田中好伸(編集部)

2007-08-29 17:43

 アシストと日本CA、日本オラクルの3社は8月29日、サーバアクセス管理ツール「CA Access Control」とデータベース(DB)の管理者ユーザーを制限できるオプション製品「Oracle Database Vault」を組み合わせた「特権ユーザ管理/職務分掌ソリューション」を共同で提供し、プロモーション活動を行うことで合意したことを発表した。

 日本CAと日本オラクルがそれぞれソフトウェアを提供し、アシストがそれらを「特権ユーザ管理/職務分掌ソリューション」として販売するとともに、導入にあたっての技術サポートを提供する。

 3社は、IT全般統制の根幹となる、監査ポイントとしても最重要事項の一つに位置づけられるアクセス管理に着目し、特権ユーザ管理/職務分掌に特化したソリューションをユーザー企業が迅速に手軽に導入できるよう支援する必要があるとしている。

 アクセス管理では、DBあるいはサーバOSのどちらか片方のみで管理するケースが多いが、そうした場合、DBは論理的な「データ」のみ、サーバOSは物理的な「ファイル」しか保護できない。サーバへのアクセス管理ツールとDBアクセス管理ツールを組み合わせ、サーバOSとDBそれぞれのレベルで適切にアクセス状況を管理することが必要となっている。

 こうしたことから、サーバアクセス管理ツールを提供する日本CAと、DBアクセス管理ツールを提供する日本オラクル、そして両製品の販売代理店であるアシストの3社が共同でソリューションを提供していくことにした。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]