9月10日、jQueryプロジェクトはJavaScriptライブラリ「jQuery」の新しいバージョン「jQuery 1.2」を公開した。
jQueryは軽量のJavaScriptライブラリ。jQueryを用いることで、XPathやCSSのセレクタを用いてDOMに関する処理を記述したり、ウェブアプリケーションにエフェクトやアニメーションを付加したりすることが簡単になる。また、Ajaxに関する機能も用意されている。
jQuery 1.2では、いくつもの新機能が追加されている。まず、「:has()」や「:header」といった複数のセレクタが追加され、より便利になったほか、DOMの要素をトラバースする際に利用可能なメソッドが多数追加され、より分かりやすくコードを記述できるようになった。また、Ajaxに関しては、特定のページの一部分をセレクタで指定し、その部分のみを読み込む機能や、他のドメインにあるスクリプトを動的に読み込んで実行する機能などが加えられた。
一方で、いくつかのメソッドは新しいバージョンで削除されている。また、XPathに関する機能は別のプラグインに分割された。
アップグレードを検討している方は注意されたい。