(前回よりつづく)
テレポート先の大きなファッションモールで、俺は彼女を見つけた。
男性物に女性物。子供服に下着類。パーティドレスに制服。家具などのインテリアまで売っている巨大ショッピングモール。
少しばかり人通りの多いその場所で、彼女はひときわ輝く光を放っていた。
背中までの金髪のストレート。しかし顔は東洋人のように少しだけ薄く、清楚な感じを思わせる。
身体のラインのはっきりと分かるドレスを身に纏い、そのギャップに俺は目を奪われた。
のちに彼女は、名前をケリーと名のることになる。
「今、面白いところ探しているんだけど、知らない?」
俺は何の前フリもなく彼女に話しかける。
……続きは、ブログ『「Second Love Story」〜あの頃の僕たちに〜』へ。
前回の復習
前回からいよいよ「パーティクル(粒子)」の解説が始まった。前回では、汎用性の高いこのスクリプトの基礎編が終わり、初級編の途中までを見た。今回は、その初級編のスクリプトをさらに読み解いていこう。
パーティクル〜初級〜その2
まず、今回使用するスクリプトのソースコード全体をもう一度見てみよう。
このソースコードをルールごとの表にすると、次のようになっていた。
ルール | 値(Values)/データ |
---|---|
1. System Behavior | |
PSYS_PART_FLAGS(integer) | PSYS_PART_EMISSIVE_MASK |
PSYS_PART_WIND_MASK | |
PSYS_PART_INTERP_COLOR_MASK ※INTERP:interpolation(補間)の略 |
|
PSYS_PART_INTERP_SCALE_MASK | |
2. System Presentation | |
PSYS_SRC_PATTERN(integer) | PSYS_SRC_PATTERN_EXPLODE |
PSYS_SRC_BURST_RADIUS(float) | 0.2 |
3. Particle Appearance | |
PSYS_PART_START_COLOR(vector) | <0,25,0> |
PSYS_PART_END_COLOR(vector) | <0,75,0> |
PSYS_PART_START_SCALE(vector) | <0.5, 0.5, 0.5> |
PSYS_PART_END_SCALE(vector) | <0.1, 0.1, 0.1> |
4. Particle Flow | |
PSYS_SRC_MAX_AGE(float) | 0.0 |
PSYS_PART_MAX_AGE(float) | 3.0 |
PSYS_SRC_BURST_RATE(float) | 0.1 |
PSYS_SRC_BURST_PART_COUNT(integer) | 10 |
5. Particle Motion | |
PSYS_SRC_ACCEL(vector) | <0,0,1> |
PSYS_SRC_BURST_SPEED_MIN(float) | 0.1 |
PSYS_SRC_BURST_SPEED_MAX(float) | 0.2 |