SAS Institute Japanは10月11日、中堅中小企業(SMB)市場に向けたBIプラットフォームパッケージ群の出荷を開始した。同パッケージ群は、SASのBIプラットフォーム「SAS Enterprise Intelligence Platform」(SAS EIP)の主要製品のパッケージとなる。
このパッケージ群は、年間売り上げ500億円未満の企業を対象に「SASリセラープログラム」を通じて提供される。同プログラムは、5月にSAS米国本社より発表された新たなパートナープログラムで、各パートナー企業とのアライアンスや販売支援組織体制強化などを推進するほか、パートナー企業に対しての情報提供やトレーニングなどの拡販支援を行う。日本でもこのリセラープログラムに本格的に注力する。
パートナープログラムで提供されるパッケージは以下のとおり。
- SAS Data Integration for Midsize Business
ETL(データの抽出/変換/格納)プロセスの設計と運用を簡易化、効率化する機能を提供 - SAS BI for Midsize Business
ユーザーのニーズやスキルに応じたインターフェイスの提供、およびクエリー&レポート機能を提供 - SAS Enterprise BI for Midsize Business
SAS BI for Midsize Business の機能に加え、OLAP(多次元分析)機能も搭載 - SAS Statistical Pro for Midsize Business
回帰分析、分散分析、多変量解析などの統計解析機能を提供 - SAS Desktop Data Mining for Midsize Business
デスクトップ用データマイニングの統合パッケージ
価格は、1ユーザーあたり43万2000円から(税抜き、最小契約5ユーザーより)となっている。