トレンドマイクロは10月27日、先頃修正されたPDFファイルの脆弱性をついた攻撃を、日本において確認したことを明らかにした。Trend Micro Security Blog Japanにおいて、エントリ「PDFファイルアタックの日本上陸を確認」を投稿し、公表している。
エントリによると、Adobe Acrobat、同Reader 8.1の脆弱性(CVE-2007-5020)を悪用する「EXPL_PIDIEF.C」が日本国内で流通していることが明らかになったという。この脆弱性は9月20日、情報セキュリティの研究を中心に活動する組織「GNUCITIZEN」によって報告されたもの。
同エントリでは、出所不明のメールを開かない、不審なPDFファイルを開かないといった基本的な対策と、アドビシステムズの修正プログラムの適用を薦めている。