前回はButtonウィジェット(Widget)を表示する方法を紹介したが、実際のAjaxアプリケーションでは、もっと多くのウィジェットが画面に表示されるだろう。その際、1つの画面をいくつかの領域に区切り、領域ごとに関連するウィジェットをまとめて表示することになる。
今回紹介するパネルは、他のウィジェットを表示する領域とレイアウトを決めるウィジェットだ。JavaのデスクトップGUIプログラミング(Swing)を経験したことがあれば、それと似た概念なので理解しやすいだろう。
そうでないなら、Widgets Galleryでパネルの種類を確認してみよう。HorizontalPanelはウィジェットを縦に並べて配置するパネルで、VerticalPanelは横に並べて配置するパネルだ。これらのパネルにウィジェットを追加していくと、図に書かれている番号の順に表示されることになる。他にもヘッダ、フッタをつけられるDockPanelなど、パネルの種類はさまざまだ。パネルは最終的にRootPanelに追加し、このとき初めて画面上に表示される。
では、パネルの使い方をSimplePanelの実行例で確かめてみよう。