Microsoftは静かに「Office Live Workspace」サービスのアップデート版をリリースした。同社は本製品のベータ版を最初に2007年12月に提供していた。
LiveSide.Netの記事によると、このリリースされたばかりのOffice Live Workspaceアップデートには、 利用者のワークスペースで何が起こっているかを追跡するための新しい活動ウィンドウ、自分と文書を共有する他者が文書を更新した場合にそれを報せてくれる電子メール通知、ワークスペースに複数の文書を追加するためのサポート、そして共有ワークスペースに新たに参加するよう他者を招待するのが簡単になった新しいインターフェースが含まれるという。
Office Live Workspaceが何であるか(または、何でないか)について簡単にまた説明しよう。Office Live Workspaceは、「Google Docs」のMicrosoft版ではない。Microsoft Oficeのウェブ版ではないのだ。これは何よりもまず、Microsoft Officeを補完することを意図している。Microsoft関係者が述べているとおり、Office Live WorkspaceサービスはPC、キオスク、またはその他のウェブアクセスポイントから、Office(または他のデスクトップ生産性スイート)を必要とせずに利用することができるものだ。技術的に必要なものといえば、「Internet Explorer」か「Firefox」ブラウザだけである。
本サービスのベータ版には、「Web Notes」と称する初歩的なオンラインワードプロセッサと、「Web Lists」と称する(少なくとも今のところは)計算ができないスプレッドシート、そして自分の文書と他者が作成して許可を与えた文書の両方にアクセス、閲覧、コメントできる機能が含まれる。
MicrosoftがOffice Live Workspaceのベータ版を拡大あるいは最終的に本サービスから「ベータ」のラベルを取り除く時期については、まだ何の話も聞かれない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ