マイクロソフト、「Office Live Workspace」 のベータ版をアップデート

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子

2008-03-03 15:44

  Microsoftは静かに「Office Live Workspace」サービスのアップデート版をリリースした。同社は本製品のベータ版を最初に2007年12月に提供していた。

 LiveSide.Netの記事によると、このリリースされたばかりのOffice Live Workspaceアップデートには、 利用者のワークスペースで何が起こっているかを追跡するための新しい活動ウィンドウ、自分と文書を共有する他者が文書を更新した場合にそれを報せてくれる電子メール通知、ワークスペースに複数の文書を追加するためのサポート、そして共有ワークスペースに新たに参加するよう他者を招待するのが簡単になった新しいインターフェースが含まれるという。

 Office Live Workspaceが何であるか(または、何でないか)について簡単にまた説明しよう。Office Live Workspaceは、「Google Docs」のMicrosoft版ではない。Microsoft Oficeのウェブ版ではないのだ。これは何よりもまず、Microsoft Officeを補完することを意図している。Microsoft関係者が述べているとおり、Office Live WorkspaceサービスはPC、キオスク、またはその他のウェブアクセスポイントから、Office(または他のデスクトップ生産性スイート)を必要とせずに利用することができるものだ。技術的に必要なものといえば、「Internet Explorer」か「Firefox」ブラウザだけである。

 本サービスのベータ版には、「Web Notes」と称する初歩的なオンラインワードプロセッサと、「Web Lists」と称する(少なくとも今のところは)計算ができないスプレッドシート、そして自分の文書と他者が作成して許可を与えた文書の両方にアクセス、閲覧、コメントできる機能が含まれる。

 MicrosoftがOffice Live Workspaceのベータ版を拡大あるいは最終的に本サービスから「ベータ」のラベルを取り除く時期については、まだ何の話も聞かれない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  2. ビジネスアプリケーション

    改めて知っておきたい、生成AI活用が期待される業務と3つのリスク

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  5. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]