Microsoftが5つのソーシャルネットワーキングサイトとの相互運用性協定を発表したのと同じ日に、YahooはGoogleを中心とするソーシャルネットワーキングイニシアティブであるOpenSocialに参加したことを発表した。
Yahooは米国時間3月25日、OpenSocialグループに加わるほか、MySpaceやGoogleとともに、非営利団体のOpenSocial Foundationを設立することも明らかにした。これにより「ウェブ全体でのソーシャルアプリケーションを構築するためのオープンかつコミュニティ主導で管理された仕様として、OpenSocialの中立性と永続性を確保する」という。
昨年終わりにGoogleと発起人たちによるグループが、オープンなソーシャルネットワーキングのためのアプリケーションプログラミングインターフェース(APIs)の一式を作り出す計画を発表したときには、これはFacebookがその開発プラットフォームを開発者に対してもっとオープンにすると決定したことに対抗する動きであると業界観測筋はみていた。
さほど驚くことではないが、MicrosoftはOpenSocialの支援者ではなかった。そして今でもそうではない。(Microsoftが昨年2億4000万ドルを出資したFacebookも支援者ではない。)しかし25日に発表されたMicrosoftとの連絡先共有協定に署名したソーシャルネットワーキングベンダーのうち2社のHi5とLinkedInは、OpenSocialの支援者である。
Yahooは最近、数多くの「オープン」戦略的な動きをみせているが、これは買収を迫るMicrosoftにはおそらくあまり受け入れられないだろう。YahooがGoogleを中心としたOpenSocialイニシアティブを支援することも、そのような動きのひとつとして加わった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ