所有から利用へ
もっと簡単に説明しましょう。もしあなたが新しいインターネットショップを立ち上げるとしましょう。まずサービス設計をしてどんなサービスを展開したいのかを考えます。ここが知恵の出しどころです。そして、そのサービスを実現するためのITを設計しなければいけません。コストや品質も考慮しながら、サーバ等のハードウェアの選定もしなければいけません。ストレージも、どれくらい使うのかを考えながら選定しなければいけない。サービスを始めるときには予測ベースで選ぶしかないので、もしかしたらジャブジャブ余るかもしれませんし、逆にパンクしてサービスが止まるかもしれない。サービスの実現はアイデアまではよかったもののITも問題・課題の山積み状態です。
- ITインフラをもちたくない
- サーバは利用する分だけ使いたい
- ストレージも必要な分だけ使いたい
- アプリケーション開発は共通機能に関してはノウハウのあるアプリケーションを利用したい
というニーズに応えたのがAmazonのサービスなのです。ITは所有するものではなく、利用するものであるという考え方です。今後IT技術が発展するにつれ企業は自社でITを抱えるのが困難な時代になってきます。ハードウェアやソフトウェアのライフサイクルも短いなか、コストも馬鹿になりませんし、そもそもエンジニアを抱えることも困難になってくるでしょう。今後Amazonの様にITを強みとする企業がITではないところにリソースを集中したい企業にITをサービスとして提供するモデルは今後加速していくと思われます。理解できましたでしょうか?
あれ?バズワードの話しが出てこないとお気づきになりましたか?