日本IBM、ミッドレンジメインフレーム「System z10 Business Class」を発表

田中好伸(編集部)

2008-10-22 21:56

 日本IBMは10月22日、ミッドレンジメインフレーム「IBM System z10 Business Class」(System z10 BC)を発表した。最小構成価格は2600万円で出荷開始は10月28日の予定となっている。

 System z10 BCは、既存のミッドレンジ「IBM System z9 Business Class」(System z9 BC)に比べてCPUの動作周波数が3.5GHzと2.5倍向上、搭載できるCPUの数も1ユニット10個と1.25倍増加している。System z9 BCではCPUがデュアルコアであるのに対して、System z10 BCのCPUはクアッドコアになり、1秒間あたりの命令処理数は最大で27億6000万回(2760MIPS)と約1.5倍になっている。

 メモリーはサイズが約2倍の256GBになり、内部バス速度も向上させたことで、大規模サーバとしての活用に向いているとしている。処理能力は26MIPSから2760MIPSまで130段階にセットできることから、中堅企業から大企業にまで対応可能としている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]