Microsoftは、業界関係者の予想通り、「Office 2007 Service Pack 2」を4月にリリースすることを公式に認めた。正確なリリース日は4月28日だ。
Microsoft Update Product Teamの4月14日付けのブログに、SP2によるクライアントとサーバのアップデートにより変更される詳細情報が掲示されている。
Microsoftの代表者が2008年秋に述べた通り、Office 2007 SP2には、Office 2007のデスクトップとサーバの両コンポーネントで変更が加わる予定だ。
デスクトップ側では、MicrosoftはSP2経由ですでに発表しているファイルフォーマットの変更を実行する計画だ。これによりOpen Document Format(ODF)、Microsoftの独自仕様であるXML Paper Specfication(XPS)、それにPDFのサポートが加わることになる。また、Outlookカレンダー機能の信頼性を強化し、Outlookの全体の性能も改善する予定だ。このほかにも、Excelのチャートメカニズムの強化、VisioにおいてUMLモデルをXMI規格でXMLファイルにエクスポートする機能、Officeクライアントサービスパック向けのアンインストールツールなどがある。
サーバ側ではエンタープライズコンテンツ管理が強化され、Projectでの進捗状況承認機能の改良、読み取り専用コンテンツデータベースとインデックスの改良などが加わっている。
Office 2007 SP2のリリース日が公開されたので、後は、同じく4月にリリースと予想されている「Vista SP2」のリリース日を待つのみだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ