ノックスとネットアップは8月17日、ストレージ製品の販売について業務提携したと発表した。ノックスは同日から、ネットアップのストレージ製品「NetApp FASシリーズ」と、仮想テープライブラリ(VTL)製品「NetApp Virtual Tape Libraryシリーズ」を中心にすべての製品の販売を開始している。
ネットアップのNetApp FASシリーズは、ストレージ容量とパフォーマンス要件に応じた「FAS6000シリーズ」「FAS3100シリーズ」「FAS3000シリーズ」「FAS2000シリーズ」で構成され、ストレージ専用OS「Data ONTAP」を搭載。同社製品間の互換性を備え、ビジネス環境の変化に合わせたシステム構築が可能という。NetApp VTLは、サーバOSに対して仮想的なテープドライブのようにデータを保存できるVTL製品。既に導入されているバックアップソフトや運用プロセスを変更することなく、バックアップやリストアの時間を短縮できるという。
今回の業務提携により、ノックスでは、同社ストレージシステムのソリューション拡充に加え、コスト削減や災害復旧(DR)、事業継続計画(BCP)を支援するバックアップ統合ソリューションを強化する考え。一方のネットアップでは、ノックスのバックアップや、リカバリ環境の設計や構築における技術力と販売力をもとに、首都圏や関西圏の大企業から中堅企業を対象に市場拡大を図る。