MSの戦略「ソフトウェア+サービス」の中核を担うExchange Server 2010 - (page 3)

杉山貴章(オングス)

2009-08-28 21:31

 Exchange Server 2010のトポロジーは下の画像のように、5つのサーバの役割から構成されるという。

Exchange 2010トポロジー(画像をクリックすると拡大します) Exchange 2010トポロジー(画像をクリックすると拡大します)

 この構成そのものはExchange Server 2007と同様だが、クライアント―サーバ間の接続部分を大きく変更し、下図に示すように全てのクライアントがCASを経由して3層構造でMBXにアクセスするようになったという。

Exchange Server 2010におけるストアアクセスパス(画像をクリックすると拡大します) Exchange Server 2010におけるストアアクセスパス(画像をクリックすると拡大します)

 この変更のために、Exchange 2010 CASではRPCクライアントアクセスサービスにおいてMAPIクライアントからのCAS経由のアクセスが提供されるようになった。また、CASとMBX間のコネクションについても、従来は1ユーザにつき1コネクションを割り当てていたが、2010では100のセッションを常に維持するように変更することで、より多くのユーザによるスムーズなアクセスを実現しているという。

Exchange 2010 CASのRPCクライアントアクセスサービス(画像をクリックすると拡大します) Exchange 2010 CASのRPCクライアントアクセスサービス(画像をクリックすると拡大します)

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