ミラクル・リナックスは9月3日、オープンソースの統合監視ソフトウェア「ZABBIX」の最新版となる「バージョン1.6」のサポートサービスを、2009年9月11日より開始すると発表した。
ミラクル・リナックスによるZABBIXサポートサービスでは、ZABBIXサーバのインストールや監視設定に関する操作の案内に加え、障害発生時の各種ログ、ソースコードの解析といったサポートを提供している。
同社では、これまで「ZABBIX 1.4.6」のサポートサービスを提供してきたが、今回、最新版の「ZABBIX 1.6」に対応した正式なサポートサービスをメニュー化して提供する。同バージョンの正式なサポートサービスの提供は、日本国内のベンダーとして初めてという。また、「ZABBIX 1.6」のサポート契約を結んだユーザーは、日本語対応の修正パッチを加えたミラクル・リナックス版の「ZABBIX 1.6」を入手できる。
「ZABBIX 1.6」では、従来版と比較して、パフォーマンスの改善、管理インターフェースとしてのIPMIのサポート、データベース監視のサポートなど、さまざまな機能強化が行われている。新たに追加された「ZABBIXプロキシサーバ」を利用することにより、監視設定や監視データを一元管理し、監視サーバを容易に増設することが可能となった。この機能により、データセンタやクラウドコンピューティング環境など、多数のサーバやネットワーク機器を有するシステムの監視を、一元的に1台の監視マネージャから行えるという。
ZABBIXサポートサービスの価格は、ZABBIXサーバ1台、監視対象20台までを含む基本パックの30万円/年より。