Microsoftは数週間後に控えた「Office 2010」のパブリックベータ版公開を前に、ウェブ版Officeの「Office Web Apps」の技術プレビュープログラムを拡大し、テスター数を増やした。
Office Web Appsは、「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」をウェブ経由で利用できるもので、2010年中ごろに提供を計画しているクライアント向けのOffice 2010とともに提供される。
Office Web Appsチームは先週、ブログに以下のように記している。
技術プレビューを拡大し、Office Web Appsを試用したいという人を招待します。
限定期間中、ここから技術プレビューに参加いただけます(すでに技術プレビューに参加している場合は、クリックするとエラー表示となります)。http://skydrive.live.com/acceptpreview.aspx/.documents?aobrp=browse。
拡大版技術プレビューの機能は、当初のプレビュー版と同じです。ですが、プレビュー期間中(その後も)、最新機能を追加する予定です。Office Web Appsの開発に協力いただきありがとうございます。
Nick Simons, Office Web Appsプログラムマネージャー
Microsoftが最初にOffice Web Appsを限定ユーザーに公開したのは、9月中旬のことだ。テストビルドはかなり粗いもので、正式版に含まれる予定の機能がすべて含まれているわけではない(11月に公開予定のパブリックベータで搭載される機能すら、全部揃っていない)。テストビルドは無料で、コンシューマーにフォーカスしたものだ。Microsoftは同時に、同スイートの有料版2種類の開発も進めている。1つはオンプレミスとして企業が運用するもので、2つ目はMicrosoftがホスティングするものだ。
Microsoftの代表者は、パブリックベータより一部の携帯電話でも動くような機能をOffice Web Appsに加える計画があると述べている。だが、この計画の具体的な内容やどの端末/ブラウザに対応するのかについては、明らかにしていない。現在、Office Web AppsのテストビルドはWindows、Mac OS、Linuxの各OSに対応し、ウェブブラウザは「Internet Explorer 7.0」以上、「Firefox 3.5」以上、「Safari 4」(Macのみ)で動く(Microsoftがサポートしている)。
関連したニュースとして、Microsoftの代表者はOffice 2010のテスターに対し、パブリックベータに向けて、数週間以内にクライアント向けの技術プレビューを終了すると告げている(パブリックベータが11月中旬の「Professional Developers Conference(PDC)」で公開される可能性は十分にある)。
以下が、MicrosoftがOffice 2010技術プレビュー版のテスターに向けて送ったメッセージだ。
Office 2010のベータリリースをもって、現在利用いただいている技術プレビュープログラムを終了します。ベータ版は公開ダウンロードサイトにて提供となり、ここからOffice 2010の最新のビルドをダウンロード/インストールできます。ベータでは、「SharePoint」などの製品に加わった最新の機能をお試しいただける予定です。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ