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記事集:クラウドのネットワーク監視

2010年、マイクロソフトのバルマーCEOが退陣に追い込まれる?

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子

2009-12-24 10:49

 他の評論家の予言にコメントするのはわたしのスタイルではない。結局のところ、予言とはその人の意見に過ぎず、1年あるいは10年後に何が起こるのか誰にもわからないのだから。

 それでも今回は例外として、Newsweekが掲載している「技術界の10の予言」を取り上げたいと思う。というのも、この予言は99.999%の確率であたらないと思うからだ--Newsweekの予言によると、Microsoftは、最高経営責任者(CEO)に就任して10年を迎えるSteve Ballmer氏を2010年に退任させるというのだ。

 Newsweekは、Microsoftに対するもっともな批判を並べている--検索市場とMP3プレイヤーでの出遅れ、「Windows Mobile」のシェア減、「Windows Vista」の大失敗。そして、これらの大失敗の原因はBallmer氏にあるという。「投資家はこのままにはしておかないだろう」とし、間もなく「大改革を求める」はずだというのだ(このブログの読者ならご存知のように、Ballmer氏に対する批判はすでに大きくなっており、大改革を喚起する声は以前から上がっている)。

 だが、2010年にBallmer氏が退任に追い込まれる?これは単に誇大に過ぎない。Ballmer氏は、できれば次の10年間もCEOを務めたいと述べている。Ballmer氏を退任させるにはまず、Ballmer氏の盟友であるBill Gates氏が率いるMicrosoftの取締役会がBallmer氏を解任する必要がある。取締役会は後任にだれを選ぶだろうか?Microsoft社内からの人選となると選択肢はさほど魅力的ではない(Gavin Clarke氏とのポッドキャスト「Microbite」で、これについて触れている)。外部の人間を歓迎しないというその社風から、Microsoftは外部者が引き継ぐのが難しいことで有名な企業でもあるのだ。

 株価が停滞していることからも、Microsoft株主の多く--Microsoftの多数の社員を含む--はこの数年、上級幹部に不満を感じている。だが、Ballmer氏は2009年、いくつかの手段(5000人以上の社員解雇や、出張費を削減したり他のコスト管理を厳しくするなど)を講じ、金融界もこれを歓迎している。「Windows 7」はユーザーやMicrosoftウォッチャーから好評を得ている。それだけでなく、Ballmer氏はYahooを買収するという最大のミスを未然に防ぎ、提携の締結に至った。独占禁止法規制当局がこの提携を承認すれば、Microsoftは500億ドルという大金を支払うことなく、望んでいたものを手にすることになる。

 Ballmer氏をえこひいきするつもりはない。それに、わたしはもう10年以上も“SteveB”氏にインタビューするチャンスを与えられていない(わたしの要求したインタビューを断るとき、Microsoftの担当者はいつも「Steveは忙しいから」という。Ballmer氏は同じ記者グループのインタビューには何度も応じているのに)。

 わたしの意見では、Ballmer氏は、Gates氏が残していった意思決定の多くで批判されていると思う。Gates氏が関係する人が少なくなり、Ballmer氏の仲間が増えていけば、新しいMicrosoftが見えてくるだろう。次の10年は、これまでの10年よりも“SteveB”の色が濃く出ることになるだろう。そして、Microsoftは好むと好まざるとにかかわらず、ギークよりもMBA取得者が動かしていく企業になるだろう。

 皆さんはどう思いますか?Ballmer氏は退任させられるべきだろうか?Ballmer氏よりもMicrosoftのCEOに適任な人はだれだろうか?--Microsoft社内でも社外でも。次の時代を生き残るにあたって、Microsoftという巨大な船の舵取りに適した人はだれだろう?

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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