日商エレクトロニクス(日商エレ)は8月3日、米Brocade Communications Systems(ブロケード)の新製品である高密度1GEロードバランサ「Brocade ServerIron ADX 1008-1(ADX 1008-1)」の販売を開始した。
ADX 1008-1は、エントリモデルである「Brocade ServerIron ADX 1000シリーズ」を拡張したモデルで、ラインセンスキーを変えるだけで処理能力やポート数を2倍に向上できる「Capacity on Demand」型のロードバランサ。1Uサイズでありながら、10ギガビットへの拡張も同一筐体でサポートし、ハードウェアのアップグレードを行うことなく事業の拡大に合わせてシステムキャパシティや機能セットをアップグレードできる点が特徴となる。さらに、冗長電源を2台内蔵でき、DC電源にも対応できることからデータセンターにも適したモデルだという。
日商エレは、今回の製品ライン拡充により、従来の国内ISP・通信キャリアのユーザーに加え、「各種アプリケーションのウェブ化に伴うウェブサーバの負荷分散」「仮想環境における各種アプリケーショントラフィックの制御」「プライベートクラウド構築におけるデータセンター内のトラフィック負荷分散」などのニーズを持つ学術、公共およびエンタープライズ市場のユーザーへの販売拡大を目指すとしている。
また、製品販売だけでなく、日商エレの新技術サービスセンター「NETFrontier Center」において、Brocade ServerIron ADXシリーズをはじめ、各種ネットワーク構築、提案に必要となるイーサネットスイッチ、サーバ、ストレージ製品などを保持し、あらゆるタイプの導入前検証を実施しているという。これにより、検証に裏づけされた最適な製品を常に提案することができるとしている。