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会社で「君の力が必要だ!」と言われるための10の方法 - (page 3)

富永恭子(ロビンソン)

2010-09-30 12:38

#7:基本に忠実でいる

 9月23日、マリナーズのイチロー選手が米大リーグで10年連続200本安打の偉業を達成した。100年以上の歴史を持つ大リーグで「10年連続」で自らの記録を更新し、「10度目」という回数で、ピート・ローズに並んだ。さらに今季ここまで全試合に出場しているのは、ア・リーグでイチローただ1人だ。イチロー選手の厳しい自己管理は有名だ。我々は、彼のようになれないまでも、彼から学べることはある。それは、本当に優秀な人は、強くなるためのプロセスをひたすら追求するということだ。

 仕事のスキルが上がらない場合、その原因のひとつに基本が出来ていないことがある。仕事もスポーツと一緒で、基礎力をつけるトレーニングをせずに、試合ばかりしていても上達しない。つまり、基本動作や基礎知識が欠けていると、仕事のスキルも上がらないということだ。仕事の基本動作とは「標準化した仕事」であり、基礎知識とは「業務遂行に必要な知識」だ。基礎をないがしろにして、結果ばかりを追っても強くはなれない。

#8:自分から提案して小さな成功体験をつくる

 「知っていること」と「やっていること」は違う。現在、一担当者だろうが、管理職だろうが、どんなポジションの人に対してもいえることは、「いつかやる」では遅すぎるということだ。

 重要なのは「できないこと」ではなく「できること」だ。そのためには、自らが「火種」となって、行動を起こさなくてはならない。つまり、自分から提案し、それを繰り返すことで、小さな成功体験を作り、それを普及させていくこと。それは、わかるまで考え、試行錯誤し、できるまでやり抜き、さらに創意工夫することでもある。ただ待つのではなく、今できることを実際にやってみることの意味は大きい。

#9:煙たがられてもいいから信念や意見を持つ

 我々の多くは、日本に生まれ日本で育った。そして、大抵の場合、人生の基礎を築く大事な時期に「公平」や「平等」を基本とした教育を受けている。これは決して悪いことではない。しかし一方で、社会のあり方はその間に激変した。かつて当たり前だったことは当たり前ではなくなり、真の意味での「公平」や「平等」がない中で、自分の身を守り、生きていくための糧を得ていく力が必要になっている。

 「売上の80%は全従業員のうちの20%が生み出し、残り80%の従業員は20%の売上しか生み出していない」として知られる有名な「パレートの法則」があるが、これをさらに細分化して「優秀な人20%、普通の人60%、仕事ができない人20%」の比率がどんな企業にも存在するといわれている。つまり、優秀と評価される「上の20%」に属していなければ、自分の雇用は安泰とはいかないということだ。

 そこを目指すのであれば、他の人と同じことをやっていてはいけない。そのためには、自分の信念や意見を持って自己主張することも必要だ。ときには上司や同僚と衝突することもあるかもしれない。しかし、「生意気」も単なるワガママではなく、仕事に妥協しない意志と前向きな姿勢が根底にあれば、周囲を活性化させる「価値ある存在」として認められるはずだ。

#10:テーマを決めて学習し続ける

 情報の生成と伝達の速度が飛躍的に高まったおかげで、新しい知識が次々に発生し、同時に既存の知識が陳腐化するスピードも恐ろしく速くなった。このような「知識社会」の厳しい競争環境では、「専門知識」が欠かせない。経験と勘だけでは競争優位は打ち出せず、優位性がなければ自分を維持し、成長させることはできない。そのため12年から16年間程度の学校教育だけでなく、生涯にわたった学習が欠かせなくなってくる。米国では、社会人になってから大学や大学院に再入学することがポピュラーになっているというが、これも単なる向学心や趣味からではなく、体系的な学習をしなければ生き残れない仕事環境になっているという実態があるのではないだろうか。

 しかし、体系的な学習で知識を得る一方で、経験を通して磨きあげられる感性を身につけなければ一流のビジネスパーソンとはいえない。つまり、「効果的な仕事とは何か?」「効率的な仕事とはどのようなものなのか?」を知識として体系的に知る努力をしながら、目の前の与えられた仕事に全力で取り組むことで、「知識」と「感性」の両方を身につけることが必要となる。

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