会社で「君の力が必要だ!」と言われるための10の方法 - (page 2)

富永恭子(ロビンソン)

2010-09-30 12:38

#4:1つだけ飛び抜けた強みを持つ

 社会にでると、「一芸に秀でた」タイプの人が活躍しているのをよく見かける。彼らは他の人達にはない強みを持っていて、それを活かしている。社会の評価基準は、テストの点数が最重要視される学校に比べて多様だ。また、社会が複雑化すればするほど、評価基準も多様化する。そんな組織や社会の中では、「弱みの克服」にばかり気をとられていると、すべてにおいて「悪くはないのだが、魅力的とはいえない」存在になってしまう。だから、すべてが平均点であるよりも、何か1つでも「飛び抜けたもの」を持つことが、他の人と自分を差別化する上で「強み」となる。飛び抜けた強みを持つためには、自分の「強み」をさらに強化する必要がある。

 ところが、自分の「強み」を認識することは、意外に難しい。まして、日常的に無意識にやっていることが、自分の強みだったとしたらなおさらだ。人は、自分が当たり前に出来ていることは、意識しない。また、逆に意識しているようでは、まだ本物とはいえないからだ。しかし実は、その「当たり前のこと」の中に「強み」は隠されているのだ。

 では、どうやったらその隠れた強みを見つけられるのだろう。そこで、「自分は当たり前にできるのに、他の人ができてないように感じられるもの」を探してみよう。人は自分のことは分からなくても、他人のことはよく見えるものだ。強みがわかったならば、あとはそれをさらに磨いていけばいい。

#5:ニーズをしぼり込み、得意分野としてレベルアップする

 自分自身の存在価値を高めるためには、会社全体や部署の中で、自分の位置づけをはっきりさせることが重要だ。そこで大事なのが「ニーズのセグメント化(細分化)」である。

 社員に対して会社が求めるニーズをセグメント化してみると、「何ができるか」「どの程度できるか」「いくら(人件費)でできるのか」「付帯価値はあるか」「どれくらい柔軟に対応できるか」「対応するまでにどのくらいの時間が必要か」「どれくらい売れるか」「どれくらい信用できるか」などに分けられる。まずは、その中で要素を2つか3つ選択し、他の人に負けないレベルに引き上げれば、それがセールスポイントになる。

 「すべてが良い」という存在はあり得ないのだから、自分の限られた時間を使って、他の人より抜きん出た存在になるためには、優位性が出るような得意分野を絞り込み、それを集中的にレベルアップすることで、自分の価値を創造することができる。

#6:複数の先行目標を設定する

 人は「いつ働くか」や「どれくらい一生懸命に働くか」を自分で決める。いくら会社勤めで出退勤時間が決まっていようと、任務遂行の義務があろうと、究極的に「やる」「やらない」を決められるのは当の本人以外にない。そこには、モチベーションも影響し、やる気がある時には、そうでない時の数倍の能力を発揮する。つまり、自分のモチベーションをコントロールできれば、効率良く能力を発揮して、仕事に取り組めるということだ。モチベーションを維持するためには、自分の行動に目標を設定してゴールを明確にすることが有効だ。

 さらに、計画的に目標を達成しようと思えば、最終的な結果に至る前に「中間チェック」が必要になる。中間での状況が予定通りであれば、結果も目標通りになる。この中間点でのチェックの物差しになるのが「先行目標」だ。

 結果が出るまで長い時間がかかるものには複数の先行目標を設ける。そして、中間チェックごとに状況を分析し、不具合を排除もしくは調整していく。日常の仕事を体系的に整理し、複数の先行目標を設定することで、いくつもの「ゴールが見える仕事」に変わる。そして、それをつないでいくことで、目標達成の確度は高まっていく。

#7:基本に忠実でいる

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