あなたの周りにもいる「イタい人」の10のパターン

富永恭子(ロビンソン) 2010年10月12日 09時00分

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 誰だって他人に「イタい人」と評されたくはない。人はみな聖人君子にはなれなくても、今よりももっとマシな自分にはなりたいと思っているはずだ。しかし、ふと気づくと他人どころか自分自身で「今の自分って、イタいな」と感じてしまうことがある。

 人のふり見て我がふり直せ。今回は、自戒も込めつつ、どんなときに人は「イタい人」になってしまうのかについて考えてみた。

 過去の連載も合わせてご覧ください。(編集部)

#1:すぐに話の風呂敷を広げる

 人として「大きく見られたい」という気持ちは誰でも持っている。しかし、「現実の自分よりも大きく見せたい」という気持ちが強く働くあまり、やたらと現実離れした夢のような話ばかりしている人は、かなりイタい。

 たとえば、やたらと著名人や優れた人の名を話に持ち出して来る人は、その人たちと同じレベルで見られたいという気持ちが強いのではないだろうか。また、仕事でやたらスケールの大きい話をして、大見栄をきってしまう人も「仕事ができる人」に見られたいという気持ちの強さが、それをさせているようだ。

 一方でこのタイプの人は、ネタとなる情報収集には積極的だ。人と会うことを厭わず、興味を持ってその話を聞き、本もよく読む。話題も豊富なので、そこそこ人気があり、座も盛り上がる。ただし、ひとつの情報を深く追求していないので、広いわりには話の内容が浅い。また、思いついたまま話すため、話の前後関係があいまいになる。しかも、注目されなくなる不安から、話が長くなりがちだ。

 こういう考え方や話しぶりが癖になってしまうと、論理的に話をすることが苦手になるので気をつけなければならない。また、事実を直視できず、自分にとって都合のいい解釈を加えてしまうため、仕事でも結果を出せないという悪循環に陥ることがある。「なりたい」という気持ちがありながら、「なれない」もしくは「まだ、なっていない」自分が浮き彫りになってしまうことを恐れる気持ちが強すぎるあまり、かえって事態を悪化させてしまう。

 自分を美化したい気持ちは誰でも持っている。ならば焦ってすぐに答えを求めず、自分の向上心をもっと大切にするべきだ。日ごろの情報収集力を活かし、さらに深く追求していけば、放っておいても他人はその話を傾聴するものだ。

#2:よく理解しないまま突っ走る

 これは、「とにかくエネルギッシュが取り柄だ」という人に多い。さまざまな講座に通い、勉強会にも積極的に参加するなど、日ごろから熱心に自分の引き出しを多くしようと努力し、最新のメソッドを仕入れてきたりもする。しかし、覚えたての言葉や聞きたてのアイデアをすぐに試そうとし、理解が浅いまま、とりあえず「やってしまえ」とばかり走り出すタイプだ。

 せっかく「新しいもの」を仕入れてきても、それを使うのに準備不足だったり、よく理解できていなければ、仕事では通用しない。また、物事が現実味を帯びてくるにつれ、理解不足は露呈するものだ。それが結果として大きなミスにつながる可能性もある。自分が消化出来ていないことや理解出来ていないことを、すぐに実行に移すのは大きなリスクだということを知らなければならない。

 画家のゴヤが、当時のスペイン王朝を風刺した作品として有名な銅版画集に「気まぐれ(ロス・カプリーチョス)」がある。その風刺版画のひとつである「理性の眠りは妖怪を生む」は、机の上に顔を伏せて眠っている男の上に無数の妖怪がうごめいている様子を描いたものだ。そして、その詞書には、「理性に見放された想像力はありえない妖怪を生み出してしまう。理性と合体させたならば、想像力はあらゆる芸術の母となり、その驚異の源泉となる」と書かれている。仕事での「理性の眠り」が生み出す「妖怪」とは、大きな損失であったりもする。

 時にはやむを得ず「走りながら理解する」必要に迫られることもあるだろう。しかし、決して「理解する必要性を無視して」走り出してはいけない。

#3:嫌われていると勝手に思い込んでいる

 「自分は嫌われている」と思い込んでいる人は、他人のちょっとした言葉にも、とにかく過剰に、そしてネガティブに反応してしまう。この過剰反応を相手は「扱いにくい」と感じ、本人もまたそれを感じ取って「やはり嫌われているんだ」とさらに思いを強める。そうなると、2人の関係は、周囲をも巻き込むほどの緊張を生み出すことになりかねない。

 こういう人は、自分が気にしていることを、わざわざ、無理矢理にでも相手の中に見つけようとする。また、思い込んでいる人の多くは、摩擦を恐れて、できるだけ接触をさけるため、ますますその悪循環が増幅してしまうのだ。

 こんな場合は、むしろ密度の高いコミュニケーションをとることで、「嫌われている」という気持ちを自ら否定し、払拭するべきだ。心のバランスを保つにあたり「疑心暗鬼」は大敵となる。

#4:キレて他人に八つ当たりする

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