編集部からのお知らせ
解説集:台頭するロボット市場のいま
解説集:データ活用で考えるデータの選び方

国内セキュリティ市場、イントラとクラウド間での需要がけん引役に--IDC予測

ZDNet Japan Staff

2010-10-12 17:59

 IDC Japanは10月12日、国内セキュリティ市場の予測を発表した。これによると、2010年の国内アイデンティティ/アクセス管理ソフトウェア市場規模は前年比3.9%成長と2009年の同3.4%から上昇。国内セキュリティ/脆弱性管理ソフトウェア市場の成長率は前年比プラス6.5%と前年のマイナス0.2%から改善するとそれぞれ予測している。

 IDCでは、国内アイデンティティ/アクセス管理ソフトウェア市場の製品分類としてシングルサインオン、ユーザー管理、個人認証デバイス、その他に分けている。このうちシングルサインオン製品は、不況による影響で企業での投資が抑えられる中、大学間連携ネットワークへの対応需要により文教セグメントでのビジネスが好調だったという。また、これまでのイントラシステム内での需要に加えて、イントラシステムとクラウドシステムのシステム間での需要が今後も続き、市場のけん引役になると予測している。同市場の2009〜2014年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は4.5%、市場規模は2010年の516億円から2014年には618億円に拡大するとみている。

 一方の国内セキュリティ/脆弱性管理ソフトウェア市場には、ログ管理製品、ポリシー管理製品などが含まれる。市場需要はこれまで主流であった日本版SOX法をはじめとした内部統制監査対策から、情報セキュリティそのものの向上を目指す、情報漏えい対策やデータ保護のための投資に変わりつつあるという。今後はシステムの仮想化とともに増大する論理サーバのセキュリティ管理需要が拡大すると予測しており、2009〜2014年のCAGRは6.1%、市場規模は2010年の210億円から2014年には265億円に達するとみている。

 IDC Japan、ソフトウェア&セキュリティリサーチマネージャーの花岡秀樹氏は「クラウドと仮想化のセキュリティ対策は専門性が高く、複雑でわかりにくいため、セキュリティをインフラにビルトインするのが適切である。製品ベンダーはクラウドサービス提供ベンダーやエンドユーザーの初期投資を抑える課金モデルを提示し、長期的収益を上げるストックビジネスを築くチャンスとすべきである」とコメントしている。

2009〜2014年の国内アイデンティティ/アクセス管理製品市場売上額および前年比成長率予測 2009〜2014年の国内アイデンティティ/アクセス管理製品市場売上額および前年比成長率予測(出典:IDC Japan、2009年までは実績値、2010年以降は予測)

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    AI導入に立ちはだかる「データ」「複雑さ」「コスト」「人材」の壁をどう乗り切ればいいのか?

  2. クラウドコンピューティング

    【IDC調査】2026年には75%のアプリがAIを実装!導入で遅れた企業はどう“逆転”すべきか?

  3. 運用管理

    経産省調査で明らかに:未だにレガシーシステムを抱える企業が8割!オープン化でよくある課題とは?

  4. 運用管理

    AWS東京リージョンの大規模障害に学ぶ、パブリッククラウド上のシステムの迅速な復旧方法

  5. windows-server

    【ユースケース】ソフトウェア開発にDell EMCインフラ+コンテナを使うメリット

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]