NTTデータは、社内システムをマイクロソフトの「Windows Azure Platform」上へ移行する。
NTTデータのグループ会社、NTTデータ イントラマートのシステム構築基盤「intra-mart」で構築された電子入札システムを、2010年度末を目途にWindows Azureへ移行させる。NTTデータとマイクロソフトが11月22日に発表した。
マイクロソフトは、同社エンタープライズサービス部門のマイクロソフトコンサルティングサービスがWindows Azure移行ノウハウなどを提供することで、NTTデータのintra-martフレームワーク上に構築された社内システム移行を支援していく。NTTデータは、Windows Azureへの移行により、Javaベースの電子入札システムをハイブリッドクラウド環境で利用することが可能になるとしている。
NTTデータは今後、同社MS開発部の.NET技術者約100名を中心にWindows Azureに関する提案体制を強化するが、マイクロソフトもこれを支援していく考えだ。また、NTTデータは今回の移行で得るノウハウを活用し、同社のクラウドサービス「BizXaaS」のビジネスを拡大させる意向。BizXaaSで提供する「マイグレーションサービス」の移行先の選択肢として、新たにWindows Azure Platformを加える。
NTTデータによるWindows Azure Platformへのマイグレーションサービスは2010年12月に提供を開始する予定。マイクロソフトでは、今後もNTTデータとの連携を通して企業のクラウドサービスへの幅広い需要に対応していききたいとしている。