医薬品や医療機器の卸販売を中核とする企業グループの持株会社であるフォレストホールディングスは、統合基盤プラットフォームに「Oracle Exadata」を採用した。日本オラクルが1月17日に発表した。
Oracle Exadataは、データ検索を高速化するストレージ「Oracle Exadata Storage Server」と、データウェアハウスシステム「Oracle Exadata Database Machine」で構成される。サーバおよびストレージ間のデータ転送でボトルネックが発生しにくいアーキテクチャを採用し、社内のデータベースアプリケーションの統合、データ格納量を従来の最大10倍に増強、データ検索処理を最大10倍に高速化しているとする。ビジネス上の意思決定の迅速化などを、アプリケーションの変更なしでリアルタイムに行えるという。
フォレストホールディングスでは、医療流通サービスの向上を目指し、グループの中核企業であるアステムを通じて医療流通インフラを提供している。今回、同グループ企業が利用するデータベース統合基盤プラットフォームの構築を進めており、2010年12月に「Oracle Exadata」を採用したという。これにより、グループ共通の業務インフラの構築とグループ内の営業情報の集約、運用の最適化、ガバナンスの向上を目指すとしている。