NECと日本オラクルは4月3日、運用管理分野の製品間連携で協業を強化すると発表した。両社の製品を連携させるコネクタを国内で初めて共同開発、NECが6月から製品を販売する。
共同開発したのは、日本オラクルの管理製品「Oracle Enterprise Manager 12c」が保持する「障害(イベント)情報」「構成情報」「性能情報」などの管理データを、NECの運用管理ソフト「WebSAM」に連携させるコネクタ。
このコネクタを利用することで、WebSAMからOracle Enterprise Manager 12cが管理するアラート発生個所へダイレクトにアクセスすることが可能になる。こうした連携により、オラクル製品を含めたシステム全体における障害対応の早期解決、運用の大幅な効率化を図ることが可能になるとしている。
この連携は、国内の運用管理製品としては初となる。また、「Oracle Database」「Oracle Fusion Middleware」「Oracle Exadata」などの製品の監視にも対応する。
両社は今後、「構成情報」「性能情報」にも連携を拡大する意向。WebSAMからの統合監視を実現するための連携開発を順次進めるとしている。