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京大、メールシステムに「Live@edu」採用--2万3000人が利用

田中好伸 (編集部)

2012-04-10 12:18

 京都大学は在校生向けメールサービスとして2011年12月から教育機関向けSaaS「Microsoft Live@edu with Outlook Live」を稼働させている。日本マイクロソフトが4月9日に発表した。

 京都大学はメールシステムとして2007年4月から商用パッケージ「DEEPMail」を導入し、学内で運用している。エンドユーザーの学生は携帯電話で24時間365日の運用に慣れ親しんでいる。メールは就職活動にも使われている。こうしたことから、メールシステムを24時間365日停止することなく使えるメールサービスを提供することが課題になっていた。

 DEEPMailに代わるメールシステムを検討する中で同大学はクラウドサービスの利用を決定している。大規模なシステムであることから、学内運用では高い性能と信頼性が必要になり、運用コストが高くなることを踏まえ、外部のメールサービスの利用を決めている。

 Live@eduに決めたのは2つのことがポイントになっている。1つは、PCだけでなく、スマートフォンなど多様な端末からアクセスできること、メールボックスの容量ができる限り大きいという機能的な理由という。

 もう一つはLive@eduの契約の準拠法が日本国内、管轄裁判所が日本国内であることとしている。万が一法務上の問題が発生した場合、日本国内の裁判所で対応できる。他社のクラウドサービスの契約の準拠法は米カリフォルニア州であり、採用を見送っている。

 京都大学では、システムごとに分かれていたアカウントを緩やかに統合するために今回、統合認証システムを構築。統合認証システムのデータからメールアドレスを生成するワークフローとシステムを構築して、Live@eduを導入するという仕組みを取っている。

 同大学の学生用アカウントである「ECS-ID」とメールアドレスの対応をエンドユーザーに表示するウェブアプリケーションを開発、統合認証システムとLive@eduの認証情報をスクリプト言語「Windows PowerShell」で同期するシステムも開発している。

 2011年12月からLive@eduが稼働、今年5月末に並行運用中のDEEPMailの完全停止を予定している。その段階でECS-IDを持つ2万3000人がLive@eduを使うことになる。

 Live@eduはメール以外にインスタントメッセージングの「Microsoft Messenger」、画像保存と共有のための「Photo」、オンラインストレージサービスの「Microsoft SkyDrive」、Officeドキュメントをブラウザで参照、編集する「Microsoft Office Web Apps」も提供される。

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