大和証券、オンライントレードをLinuxに刷新--セッション管理にインメモリ技術

田中好伸 (編集部) 2012年07月26日 13時17分

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 大和証券はオンライントレードシステム「ダイワのオンライントレード」のインフラ基盤を商用UNIXからLinuxに刷新した。Linuxで構築したオンライントレードシステムとしては国内最大級になるという。同社と大和総研、富士通が7月25日に発表した。

 ダイワのオンライントレードは1996年から展開し、現在のユーザー数は240万人以上となっている。大和証券のグループ企業である大和総研は、ハードウェアに依存しないシステム環境を目指してLinuxでの構築を進めている。ダイワのオンライントレードは商用UNIXで稼働していたが、今回Linuxベースに刷新している。2011年10月から段階的に新システムに移行、この4月から本格稼働している。

 今回の刷新では、オンライントレードシステムで重要となるセッション管理機能にインメモリデータ管理ソフトウェア「Primesoft Server」を採用している。Primesoft Serverは東京証券取引所の株式売買システム「arrowhead」に続く採用となる。

図1
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 Primesoft Serverは、100万分の1秒、マイクロ秒で処理することが強み。メモリ上のデータにアクセスすることでレスポンス性能が高く、アクセスの集中時にも安定した性能を発揮できるという。

 今回のPrimesoft Serverには、大和証券と大和総研が、サービスを継続したまま障害復旧個所の再組み込みができる機能を追加した。これにより、メモリを三重に保持すると同時に、障害発生時は数秒でノードを切り替え、サービスを継続したまま障害個所の保守と再組み込みできる仕組みにしている。

 今回の刷新では、セッション管理の処理量が増加しても、アプリケーションを修正することなく、能力を増強できるようになっており、安全かつ迅速にシステムを拡張できる体制にもなっている。

 今回のシステム刷新では、仮想化技術を利用することで、運用保守コストの3割削減に貢献していると説明。各種サーバをブレードサーバに集約した。運用管理自動化ソフトウェアの「BMC BladeLogic Server Automation」などを採用することで、運用保守業務の自動化を実現できたとメリットを強調している。

図2
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