電通国際情報サービス(ISID)は7月31日、Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービス上で、SAPの中堅企業向けERP製品「SAP Business All-in-One」を利用したシステム構築サービスを開始すると発表した。同サービスを「CLOUDiS」のメニューに追加、国内企業のSAP活用ニーズに応えていきたい考えだ。
同サービスでは、SAPユーザーを対象に、AWS上で開発、検証、本番環境を提供する。ユーザー企業は同サービスを活用することで、新たにサーバやネットワークなどのハードウェア資産を所有する必要がなくなり、インフラコストとTCO(総所有コスト)を削減することが可能になるとしている。
ISIDは、2002年からSAP認定パートナーとしてSAPソリューションの導入を支援してきた。2010年4月には、月額課金型ホスティングサービス「BusinessACXEL」を開始するなど、クラウド環境でのSAPソリューションの提供を推進している。また、ISIDはAWSの認定ソリューションプロバイダーでもあることから、同サービスの提供を通じて、SAP活用の選択肢を増やすとともに、業務システムにおけるクラウド活用を強力に支援していくとしている。