ビジネスユーザーにとっての「iPhone 5」--注目すべき8つの特長 - (page 2)

Jason Hiner (TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2012-09-21 07:30

#4:バッテリ持続時間の改善(Appleの主張による)

 Appleは、iPhone 5においてiPhone 4Sよりもバッテリが長持ちするようになったと主張しているものの、詳しいことまでは明らかにされていない。興味深いことに、AppleがiPhone 4Sを発表し、「iPhone 4」よりもバッテリが長持ちするようになったと主張した際、同社はiPhone 4Sが通話時で8時間、ビデオ再生時で10時間、ネットサーフィン時で6時間の使用が可能になったと説明していた。そして12日のイベントにおいて、新たなiPhone 5が通話時で8時間、ビデオ再生時で10時間、LTEでのネットサーフィン時で8時間の使用が可能になったと説明している。このため、バッテリ持続時間が改善されたのはネットサーフィン時のみということになる。

#5:金属製背面パネルの採用

 iPhone 4/iPhone 4Sの背面パネルはガラス製であったものの、iPhone 5では金属製のパネルに変わっている。なお、金属製の背面パネルが採用されたのは、2007年に登場した初代iPhone以来、久しぶりのことである(「iPhone 3G」と「iPhone 3GS」の背面パネルはいずれもプラスチック製であった)。これはIT部門やビジネスユーザーの観点から見た場合、同デバイスがより頑丈になり、落としてしまった時に修理に出す必要に迫られる可能性が減るという重要な意味を持っている。

#6:カメラの性能向上

 iPhone 5に搭載されているカメラは仕様レベルで見ると実質的に、iPhone 4Sに搭載されているもの(既にすばらしい性能を有している)と同じであるが、Appleはそれをより薄い筐体に格納するための改善を施している。また、いくつかの重要な機能向上も図られている。まず、写真撮影アプリにはパノラマモードという新たな機能が搭載されている。そしてAppleによると、iPhone 5では写真の撮影が40%高速化され、光量が少ないところでも撮影できるようになっているという。米CNETのJosh Lowensohnはこの新たなカメラについて、「暗い場所での画素混合によって、暗所での性能を絞り2段分向上させている。これはすばらしい成果だ」と述べている。不動産仲介業者や医療従事者、建築関係の業者といったさまざまなビジネスユーザーが、仕事に使う写真をiPhoneのカメラで撮影するというケースも多いため、どのような改善であっても良い影響がもたらされるはずだ。またAppleは、iPhone 5の前面に搭載されているカメラの性能を720pに向上させているため、ビデオ会議においても著しい画質改善が期待できるはずだ。

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