「セキュリティいろはかるた大会」開催--時間移動可能な“Web 3.0”の時代に

富永康信 (ロビンソン)

2013-02-05 13:20

名物となったセキュリティいろはかるた大会

 2月2日は「情報セキュリティの日」。2006年に制定され、情報セキュリティに顕著な功績または功労のあった個人や団体を表彰するとともに、セミナーやシンポジウムなどを通じて関係各層がセキュリティの意識を高めるための活動を推進することを目的としている日だ。

  • 毎年恒例の情報セキュリティイベントで名物となった「セキュリティいろはかるた大会」

  • 「【よ】よく言えば共有 実はタダ漏れ?」「【り】理解せず“同意”を押して大失敗」「【か】架空請求 読まずに捨てた」などの平易な言葉のセキュリティいろはかるた。競技序盤は淡々と進む

  • 取り札の半数以下になるとテンションはマックスに

  • 取り札が最後の2枚になったら、各チームの代表者が1対1で最後の勝負をする

 しかし、年々その意識も薄れがちになり、また今年は土曜日にあたったため、イベントなどを見送るケースも多かったのではないだろうか。

 そんな中、日立ソリューションズの「情報セキュリティイベント」は健在だった。8回目となる今年は1日前倒しの2月1日に行われた。もはやIT業界で名物となったのが、同社の情報セキュリティブログに掲載した作品を商品化した「セキュリティいろはかるた」(監修:武田圭史氏、企画・構成:伊藤ガビン氏)を用いた、社内外のチーム対抗による競技かるた大会だ。

 昨年は2部構成だったこのセキュリティいろはかるた大会。今年はコンパクトに1部のみとなったものの、参加者や運営スタッフの熱気は今年も熱かった。

 競技に先立ち、日立ソリューションズ 営業統括本部 営業推進本部 本部長の飛田正士氏が挨拶。「難しい情報セキュリティのキーワードを、ユーモアのある言葉にしたセキュリティいろはかるたを用いることで、そのポイントや心構えが容易に理解できるのではないかと考え、毎年開催しています。豪華賞品を目指してぜひ楽しんでいただきたい。ただし、セキュリティイベントなので、ルールは厳格に進めます」と宣言した。

 競技は、3人1チームのリーグ戦による団体戦が4試合行われた。序盤こそ淡々と進むものの、中盤からは各チームテンションが高まり、雄叫びや悲鳴が飛び交って、会場の室温と湿度は急上昇していく。

 ルールは、各試合15分の間で46枚の取り札から獲得した札数をポイントとし、3人分の合計が多いチームが勝ちとなる。各試合の勝ち点を合算し、一番勝ち点の高い最もポイントの高いチームを団体優勝としたほか、第1回戦は個人戦を兼ね、多くの札を獲得した人を個人優勝とした。

 このイベントはまた、毎年賞品が豪華なことで知られている。今回も団体、個人とも上位3位(個人とチーム)まで入賞として、ゲーム機「Wii U」をはじめとする納得の賞品が授与された。

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