変わるシステムインテグレーター
SAPジャパンでエコシステムパートナー本部 本部長を務める佐藤知成氏は、富士通のBest Practicesベースのソリューションを「画期的な出来事」と形容する。SAPジャパンはグローバリゼーションを掲げ、グローバル視点でのリアルタイム経営を顧客に呼びかけている。皮肉なことに、作り込みがあだとなってSAPのグローバルのノウハウをすぐに活用できないという状況も見られた。
逆に、SAPそのものはグローバル対応の業務ソフトウェアなのに日本の商習慣に合わせたものは中国、シンガポールなどには合わないという問題が生じていたという。
これまで日本のシステムインテグレーターはカスタマイズや作り込みに時間をかけていたが、クラウドなどの新しい実装形態や顧客を取り巻く環境(厳しいコスト管理やグローバル化)を受けてシステムインテグレーターも柔軟な対応を求められている。
「単に顧客の要望を聞いてシステムを作るということは少なくなった」と前村氏、期間やコストを明確にした提案型に切り替える必要を感じていると述べた。
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