全国の電力会社から強い関心
日本オラクルは4月に電力システム改革推進室を設置、米Oracleの専門部署であるUtility Global Business Unitと連携している。電力エネルギー会社、新電力参入検討企業、官公庁、自治体などに、グローバルで展開してきた知見やノウハウなどを提供する体制を整えていた。
「4月以降、全国の電力会社との話し合いを進めている。高い関心が集まっている」(日本オラクル 電力システム改革推進室 室長 田積まどか氏)
Oracleは全世界173社の電力会社や機器ベンダーで構成された「UCAインターナショナルユーザーグループ」に参加しており、この活動を通じて、この領域における国際標準に準拠しているという。
「海外での導入事例はさまざまな国に及んでおり、発送電分離をはじめとして、すでに数百社での導入事例がある。日本ではこの業界での実績について知られていないが、Customer Care and BillingもMeter Data Managementも、第三者機関の評価で業界のリーダーとして評価されている。この両方でリーダーとなっているのはオラクルの強みといえる。こうした事例をもとに、日本の公益業界向けに提供できる」と、今後の日本での展開に自信をみせた。
Utilities Customer Care and Bilingの概要
Utilities Meter Data Managementの概要
Utilities Smart Grid Gatewayの概要